北海道信用農業協同組合連合会

JAバンク

社会的責任と地域貢献活動

地域経済活性化への貢献

 当会は、地元のJA等が会員となって、お互い助け合い発展していくことを共通の理念として運営されている相互扶助型の農業専門金融機関であるとともに、地域経済の活性化に資する地域金融機関です。

地域からの資金調達の状況 地域への資金供給の状況
地域からの資金調達の状況 地域への資金供給の状況

【地方債引受】
平成21年度の北海道債の引受(銀行等引受債)は18,600百万円でした。これは総発行額の7.9%のシェアを占めており、引受全金融機関別のシェアでは上位3位という重要な位置づけにおります。
道内農畜産物の販売代金等の資金を会員JAから貯金として吸収し、北海道債の引受をはじめ道内地方公共団体へ融資として還元する事により、北海道経済の持続的発展に寄与し、地域社会の活性化に貢献するよう取組んでおります。

北海道農業への貢献

JAバンク北海道の多様な農業資金
対象者や資金使途に応じ、さまざまな資金を設けています。道内JA統一要綱資金のほか、北海道信連独自資金も設けており、JAバンク北海道が一体となった農業担い手等への金融対策強化に取り組んでおります。
特に昨年より北海道信連独自資金として新規就農者を対象とする「信連 新規就農者資金」を創設し、JAとともに地元農業への定着へ向けての支援体制を強化しております。

【道内JA統一要綱資金】

  (単位: 百万円)
資金名 資金の使いみちなど 残 高
JAフルスペックローン 農機具や格納庫など、比較的小口の設備資金 39,087
JA農業経営緊急支援資金 飼料費などの生産資材の高騰あるいは災害などにより緊急に必要となる中・長期運転資金 8,837
JA品目横断サポートローン 「水田畑作経営所得安定対策」に係る交付金入金までの間に必要となる運転資金 104
JA農業経営ステップアップローン 農業経営が必要な設備や中長期運転資金 429
JA営農応援ローン 農業経営に必要な短期運転資金 77

【北海道信連独自資金(農家組合員等向け)】

  (単位: 百万円)
資金名 資金の使いみちなど 残 高
農業経営ステップアップ資金 農地・施設・機械の取得等、農業経営改善に要する資金 8,058
信連 新規就農者資金 新規就農者が、農業経営を行っていく際に必要となる資金(営農資金・住宅資金) 新設

【北海道信連独自資金(総合JA向け)】

  (単位: 百万円)
資金名 資金の使いみちなど 残 高
農業経営緊急支援資金 飼料費などの生産資材の高騰あるいは災害などにより、緊急に必要となる運転資金についてJAが農業者の皆さまにご融資しようとする場合に、その原資をJAに融通する資金 3,189
共同利用施設等設備資金 組合員が利用する共同利用施設等をJA が建設するための設備資金 10,895

当会では独自資金の他に、制度資金、受託資金も取り扱っております。

【制度資金取扱い状況】
(単位: 百万円)
資金名 残 高
農業近代化資金 23,367
  【受託資金取扱い状況】
  (単位: 百万円)
資金名 資金の使いみちなど 残 高
日本政策金融公庫
(農林水産事業)
生産力の維持増進・食料の安定供給の確保に必要な資金をお取扱いしております。 258,956
日本政策金融公庫
(国民生活事業)
教育を受けるために必要な資金をお取扱いしております。 1,735
住宅金融支援機構 災害関連融資等政策的に重要なものを除いて、原則として新規のお取扱いはしておりません。 67,003

北海道農業融資研究会・地区農業融資研究会の取り組み

 本研究会は、農業融資におけるJAバンク北海道としての具体的取組について、討議する場として創設された研究会です。北海道農業融資研究会では、道内JA担い手金融リーダーの各地区委員、オブザーバーとして農林中金、JA北海道中央会などの参加のもと、担い手農業者に対する融資伸長策などについて討議を行っています。また、地区農業融資研究会では、JA担い手金融リーダーの参加のもと、地区でのより具体的な取組について協議を行っています。

協議を行ってきた事項
担い手向け全道統一農業ローンについて
アグリビジネス投資育成(株)の活用について
農業融資伸張への取組み強化
農業者信用力評価基準の構築に係る取り進めについて
新規就農者向け資金の創設について
平成21年度冷湿害に係る資金対策について
JAバンク北海道における農業法人対応について    など

※JAバンク担い手金融リーダー
農業金融実務の専門家として設置を進めてきたもので、現在全国で1,700名を数え、道内においても286名が各JAで活躍しております。

地域社会とのふれあい

 各JAの窓口で年金を受け取られている皆さまが中心となって、年金友の会をつくり活動を行っておりますが、当会は、各JAを通じてこれらの活動を支援し、健康で楽しく暮らせる明るい地域社会づくりに協力しております。

高齢化社会と年金相談

 高齢化社会を迎え年金受給者は大幅な増加傾向にあります。
JAバンクは、新規に年金を受け取られる方への受給手続相談、既受給者に対する「貰い忘れ年金」相談など、年金に関する幅広い相談に対応できる相談窓口の充実に取り組んでおります。
年金に関するご質問等は、最寄りのJA窓口へお尋ねください。

社会福祉充実への貢献

 当会では、道内JAとともに地域貢献活動の一環として平成13年度より8年間にわたり、全道175社会福祉協議会に対し、累計600台の車椅子を寄贈してきましたが、本年度より新たな社会貢献の取り組みとして、AED(自動体外式除細動器)を寄贈しました。
新たな寄贈先としてJR北海道が実施中の各主要駅に対するAED配置計画と連携し、今年度からの新規配置予定分および従前より配置している機器の更新分も含め対応していきます。なお、昨年までと同様に道内の社会福祉協議会に対しても引き続き寄贈を行なう予定です。
今年度はJR北海道へ5台、道内の2社会福祉協議会へ各1台の計7台を寄贈し、万一の時の備えとして、またJR駅職員や地域住民の救命講習等に活用されています。

 当会は、今後も「一人は万人のために、万人は一人のために」の精神に基づき、社会福祉への協力と地域社会とのコミュニケーション充実のため、道内JAと連携し、積極的に地域貢献活動に取組んで参ります。

北海道JAバンク食農教育応援事業の展開

 JAバンク北海道では、JAバンクが行う社会貢献活動として、「北海道JAバンク食農教育応援事業」を展開しています。この事業はJAが行う食農・環境保全・金融経済教育活動をサポートするもので、全道小学校に対する補助教材本の贈呈や小中学生などを対象とした農業体験学習などに掛かる費用の助成活動を行っております。

全道小学校に補助教材本を贈呈

 全道の小学校の5年生を対象に、補助教材本の贈呈を行っております。平成21年度は「農業の今と日本の食(食農編)」「農業のやくわりと環境(環境保全編)」「農業のしくみとお金のしくみ(金融経済編)」の3分冊を北海道教育委員会をはじめ各市町村教育委員会の協力のもと、全道1,269校・49千人の児童を対象に、児童・教師用を合わせて約18万冊の贈呈を行いました。

 

JAグループが行う食農・環境保全・金融経済教育事業

 全道各JAやJAの青年部・女性部などが子どもを対象として、食農教育・環境保全教育・金融経済教育の教育活動の実践に取組んでいます。平成21年度には、88団体で「農業体験学習」「工場見学」「学校給食食材提供」「料理教室」など130事業が行われました。こうした事業を通じて農業・農村地域社会の振興や環境保護活動を支援する社会貢献活動に寄与しており、引続き積極的な事業展開に取組んでいきます。

 

環境保全の取り組み

 当会は平成15年2月26日に施行された「札幌市生活環境の確保に関する条例」に基づき、平成15年度から環境保全行動計画を策定し、二酸化炭素排出量削減をはじめとする、環境負荷低減の活動に取り組んでおります。
さらに平成18年度からは上記に加え、地方5支所(岩見沢・旭川・帯広・北見・釧路)も参加した本会全体としての取り組みを行い、平成21年度からは、新たな3ヵ年計画を策定して低減に取り組んでおります。

基本的な方針
事業活動における環境負荷低減を目指します。
・地球温暖化の防止(二酸化炭素の削減)
・資源の有効利用
・廃棄物の排出抑制
法律や札幌市の条例を守り、地域社会との連携を重視して、環境保全向上を目指します。

平成21年~23年度の行動目標と成果

平成21年~23年度の行動目標と成果
 

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